ガネーシャとネズミ

 ガネーシャがネズミを乗り物とするようになった経緯。


 昔、火の神アグニと他の神々の間で争いが起こったことがあった。最終的にアグニはネズミに姿を変えて地中に潜ってしまった。争いが収まった後、神々はそのネズミをシヴァに与えた。シヴァはそのネズミの力を使ってカールッティケーヤを創り出した。その後、シヴァは自分の長男であるガネーシャにアグニが化身したネズミを与えた。


 ガジャムカという象頭の悪魔が「神にも悪魔にも人間にも獣にも殺されない」という恩恵を受けて三界を支配したことがあった。ガネーシャは象の頭を持ち、神の身体を持っていたので、その条件に当てはまらなかった。そこでガネーシャがガジャムカ退治をすることになった。ガネーシャはガジャムカとの戦いの中で自分の右の牙を折って投げつけた。牙がガジャムカに突き刺さり、ガジャムカは巨大なネズミに変わってしまった。ガネーシャはそのネズミを乗り物とすることにした。

△▽△▽ 考察 ▽△▽△

△▽△▽ 関連名 ▽△▽△