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  住民の家 Shiva City




住民の家





 へいへい!オレたちゃ仲良しダンシング夫婦だっぜぇ〜い!仲良しといえば、シヴァ様とパールヴァティー様のケンカの話、知ってるか?あの二人、仲がよさそうに見えて結構ケンカしてるんだぜ!オレたちの方がラヴラヴだな!へへっ!
 
仲良しダンシング夫婦

漁師女になったパールヴァティーの話
 ある日、シヴァ様はパールヴァティー様にヴェーダを読んで講釈してたんだ。ヴェーダって何かって?ま、インドの教典みたいなもんだな!何年間も休みなく講釈が続いたもんだから、パールヴァティー様は眠たくなってきちまって、とうとう寝ちまったんだ。うつらうつらしてるパールヴァティー様を見つけてシヴァ様は怒ったんだ。

「こら、パールヴァティー!こんな重要なヴェーダの講釈中に寝るとは何事じゃい!」
 でも、パールヴァティー様は言い訳してこう答えたんだ。
「私は眠っていたのではなく、よりよく集中するために目をつぶっていたのです。」
 おいおい、神様も人間も言い訳は一緒だなぁ。そこでシヴァ様は、
「ならば何を語っていたか言ってみろ。」
と問いただしたけど、パールヴァティー様は答えることができなかったんだ。シヴァ様は注意不足と嘘つきの罰として、パールヴァティー様を人間に変えてしまって、漁師女にしてしまったんだ。

 パールヴァティー様はある漁村の村長の子供として生まれ変わり、すくすくと育って、すぐに美しい娘となったんだ。一方、シヴァ様はパールヴァティー様を人間にしてしまったことを後悔してて、瞑想をしていてもどうしてもパールヴァティー様のことが浮かんできてしまうようになってしまったんだ。このままでは人間になったパールヴァティー様は、漁師の男と結婚しちまう。そこでとうとうシヴァ様はナンディン様を呼んで一計を案じたんだ。
鮫
 ナンディン様は鮫に変身して、パールヴァティー様のいる漁村を度々荒らしに行ったんだ。そして漁網を破って漁師たちをいじめたんだ。漁村の人たちは困ってしまって、鮫を何とかしようということになって、村長は鮫を退治した男に娘をやることにしたんだ。村の腕に自信のある漁師たちは、何とか鮫を退治しようと海に出掛けていったけど、成功した者はいなかったんだ。

 そこでシヴァ様は漁師の姿に変身してその漁村を訪れ、「私が鮫退治をしよう」と申し出たんだ。村長の承諾を得たシヴァ様は早速海に出掛けていって、鮫に化けたナンディン様を捕まえて村に持ち帰ったんだ。村の漁師たちは喜んで、シヴァ様は約束通りパールヴァティー様と結婚することができたんだ。こうして、シヴァ様とパールヴァティー様はナンディン様に乗って家に帰ったってワケさ。

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