◆パーンドゥ王の死◆
 ある日、パーンドゥ王が狩りに出掛け、鹿を射た。ところがその鹿は聖仙が変身した姿であり、死ぬ間際に聖仙はパーンドゥ王に「妻と交わったら死ぬ」という呪いをかけた。パーンドゥ王はビーシュマに王国を任せ、2人の妻たちと共に森の中で隠棲生活を送ったが、ある春の日に浮かれていたパーンドゥは妻のマードリーと交わってしまい、たちまち死んでしまった。マードリーも責任を感じ、自害してしまった。

 実はパーンダヴァの5王子は、パーンドゥ王が森で隠棲生活をしていたときに出来た子供である。2人の妻クンティーとマードリーは、パーンドゥと子供を作ることができなかったため、神々の子を授かるマントラを唱えて子供を身篭った。