◆アルジュナの冒険 2◆
 アルジュナは新しい武器を神々より授けてもらうためにヒマーラヤへ単身赴いた。ヒマーラヤへ向かう途中、インドラキーラという山でアルジュナはインドラ神と出会った。インドラ神はアルジュナに、「シヴァ神と会うことができたら、望みの武器を手に入れることができるだろう」と告げた。アルジュナはヒマーラヤでシヴァ神を一心に念じて苦行を始めた。

 アルジュナが苦行をしていると、一匹の猪が突進して来た。アルジュナは弓で猪を仕留めたが、もう一本別の矢が同時に猪に刺さっていた。その矢を放ったのは1人の猟師だった。アルジュナと猟師は、どちらが猪を仕留めたのかで口論となった。やがてアルジュナと猟師は戦いを始めたが、アルジュナは全くかなわなかった。そこでアルジュナはその猟師がシヴァ神であることに気付き、許しを乞い願った。シヴァ神はアルジュナを許し、パーシュパタという武器を授けた。