Holy India Empire
神聖インド帝国ヴィシュヌの街ラーマの城ラーマーヤナ記念ホール>ラーマーヤナの概略
  ラーマーヤナの概略 Vishnu City






ハヌマーン




 『ラーマーヤナ』とは、「ラーマの行状記」という意味でござる。『マハーバーラタ』とともにインドの2大叙事詩と呼ばれているのでござる。西暦2世紀頃には成立したと言われているでござるが、原型は紀元前2、3世紀にはもう出来上がっていたと考えられているでござる。いや、拙者もいつのことだったかよく覚えていなんでござるよ。人間と違ってあんまり時間は気にしないでござるからなぁ。作者はヴァールミーキという人物で、実在した人物らしいでござるよ。各地に伝わっていたラーマ様に関する伝説をまとめて本にしたのでござる。

 現在伝わっている『ラーマーヤナ』は、以下の7編によって構成されているでござる。全体的な流れも一緒に記してみたでござる。

 
1.少年編 『ラーマーヤナ』成立の由来
ダシャラタ王の馬祀祭
ラーマ4兄弟の降臨
ヴィシュヴァーミトラ仙との冒険
ラーマとシーターの結婚
2.アヨーディヤー編 ダシャラタ王からラーマへの戴冠式
カイケーイーの策略
ラーマの追放
ダシャラタ王の死
バラタの王位継承
3.森林編 ダンダカの森でのラーマの戦い
ラーヴァナのシーター誘拐
シーターの捜索
4.キシュキンダー編 ラーマと猿王スグリーヴァの同盟
ヴァーリンの殺害
猿軍によるシーターの捜索
ハヌマーンのランカー島行きの決意
5.美麗編 ハヌマーン、ランカー島へ到着
シーター発見
ランカー城で大暴れ
ハヌマーンの帰還
6.戦闘編 ランカー島への架橋
ランカー島へ進軍
インドラジットによるラクシュマナの負傷
ラクシュマナ救済のためハヌマーンがカイラーサ山を持ってくる
インドラジット殺害
ラーヴァナとラーマの戦い
ラーマの勝利
シーターの貞節の証明
ラーマの即位
7.終末編 シーターの貞節への疑問
シーターの追放
ヴァールミーキがシーターを保護
シーター双子の息子クシャとラヴァを出産
ラーマとクシャ・ラヴァの出会い
シーター大地へ消える
ラーマの昇天
ハヌマーン









 これがラーマ様の一生をつづった『ラーマーヤナ』の物語の大筋でござるが、この他にあんまり関係ない説話が突然入ったりするでござる。作者であるヴァールミーキが第1編と第7編に登場するのでござるが、これは後世の付け足しのようでござるな。

 『ラーマーヤナ』はシュローカという韻文の形式で構成されているでござる。日本にも短歌や俳句といった詩の形式があるでござろう?ああいった、口に出して読むと歯切れのいいリズムになる一定の形式なのでござる。インドの韻文は母音の長短でリズムを出すことが多いのでござるが。逆にいえば、『ラーマーヤナ』はもともと声に出して耳で聞いて楽しむために出来たのでござるよ。原文はサンスクリット語というインドの昔の言語で書かれているのでござるが、最近手に入る『ラーマーヤナ』は16世紀頃にトゥルシー・ダースという人が再編集したヒンディー語の『ラーマーヤナ』であることが多いらしいでござるよ。

 『ラーマーヤナ』はインド人の心の拠り所であると同時に大きな誇りなのでござる。『ラーマーヤナ』を主題とした文学作品、演劇、映画などは現代になっても絶えることなく作られているでござるから、インド人で『ラーマーヤナ』を知らない者はいないと言っても過言ではないでござるよ。ということは拙者ハヌマーンを知らない者も一人もいないのでござるな、いやはや照れるでござる。

 実は『ラーマーヤナ』はインドばかりか、他のアジア各国にも伝わっているでござるよ。拙者も思わぬところで人気者になっていたりして、驚くことが時々あるでござる。

 

戻る