 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
デリー・ウォーカー 

|
|
とりあえず、よく誤解されているので、まずここで声を大にして、いや、文字を大にして言っておきたい。
デリーとニューデリーは同じだ!
よくインドのことをあまり知らない方から、「デリーに住んでるの?それともニューデリー?」などという質問を問いかけられることがある。どうもデリーとは別にニューデリーという都市があると思っているらしい。だが、デリーの中にオールド・デリーとニューデリーが含まれているのであって、我々の住んでいる地域はデリーでもあり、ニューデリーでもある。
確かにオールド・デリーのことをただ単にデリーと呼ぶこともあるが、そこまでマニアックにデリー、ニューデリーを使い分けている人はほとんどいない。英領インド時代の1911年、カルカッタからデリーへの遷都が決定された後、ムガル朝時代に建造された城塞都市シャージャーハナーバードの隣に新しい計画都市が建造され、ニューデリーと呼ばれた。それに伴って、元々デリーと呼ばれていたシャージャハーナーバードがオールド・デリーと呼ばれるようになった。現在でも住所を見てみると、オールド・デリーはただ単に「Delhi」と表記され、それ以外の地域は「New
Delhi」または「N.D.」となっていることが多い。だが、今日デリーと言った場合、ニューデリーもオールド・デリーもひっくるめ、さらに独立後拡張された周辺地域も含めた地域を指すことがほとんどだ。デリー=ニューデリー、ニューデリー=デリーだと心得てもらいたい。
いきなり説教から始まってしまったが、ここではデリー入門編としてデリーに住むのに欠かせない常識と、知っているとデリーが楽しくなる豆知識を紹介する。
|
|
|
|
|
インドの地勢図の中でデリーを見ると、デリーはヤムナー河とタール砂漠に挟まれた要衝に位置していることが分かる。イランや中央アジア方面からインドに来る人々は必ずデリーを通ることになったし、デリーを支配することで、インド亜大陸各地につながる重要なルートを確保できた。また、もっとミクロな視点からデリーの地形を見てみると、デリーは東をヤムナー河に、残りの三方を、アラーヴァリー山脈の最北端に当たるなだらかな丘陵地帯に囲まれていることが分かる。これらは天然の防壁となり、防衛にも好条件であった。よって、デリーは昔から交通と軍事の要衝として栄えて来た。
デリーは北緯28度、日本の奄美大島と同緯度にある上に内陸部にあるので、その暑さは想像に難くない。しかし暑いだけでなく、冬(12月〜1月)になると雪がギリギリ降らない程度まで気温が下がり、よく霧が発生する。端的に言えば、夏は暑くて冬は寒いというのがデリーの気候である。また、乾季と雨季がはっきり分かれているのもデリーの気候の特徴である。雨季は7月〜8月で、この時期以外はほとんど雨が降らない。
しかしそんなデリーにも長所は多い。まず、インドの首都なので、各種公的手続きの際非常に便利である。インドの事務手続きは時間がかかることが多いので、首都に住んでいるということだけでじっくり腰をすえてインドの役所などに立ち向かえるので、かなり有利であると言える。
緑が多いこともデリーの長所のひとつである。デリー各地に大規模な森林が保存されており、公園も多い。上空からデリーを見ると、「地球は青かった」よろしく「デリーは緑だった」という感想を持つのではないだろうか?大気汚染、水質汚染などいろいろな公害問題もあるが、なんにしろ緑が多いことはいいことだ。交通機関のCNG化(圧縮天然ガス化)のおかげで一時的に大気汚染も緩和された。だが、最近は人口と車両の急速な増加により、CNG政策によってもたらされた効果が相殺されてしまっている。
デリーは言い伝えによるとマハーバーラタ時代(紀元前10世紀頃)から栄えていた都市であり、各地に名所・旧跡が多いのもよい。世界遺産に登録されているクトゥブ・ミーナール、フマーユーン廟、ラール・キラーを始め、ジャーマー・マスジド、プラーナー・キラー、ロータス・テンプルなどなど見所は多い。この他にも各地に無数のマイナーな遺跡がポツポツと残っており、散策するのが楽しい都市である。ちなみにデリーに残っている遺跡は、歴史的事情からほとんどがイスラーム教関係のものである。
デリーはインドの首都であるため、行政上の立場は特殊である。長らくデリーは連邦直轄地(Union Territory/UT)だったが、1991年の憲法改正を機に首都領(National
Capital Territory/NCT)という特殊な状態になり、州議会が編成され、州首相が選出されるようになった。だが、州議会の権限は限定的である。完全な州としての権限(Full
Statehood)をデリーに与えようとする動きが続いているが、まだ完全な州にはなっていない。また、デリーは周辺のハリヤーナー州、ラージャスターン州、ウッタル・プラデーシュ州の中小都市群と共に首都圏(National
Capital Region/NCR)を形成しており、その面積は33,578平方kmに及ぶ。その中でもグルガーオン、ファリーダーバード、ノイダ、ガーズィヤーバード、ソーネーパト、バハードゥルガルなどを含めた地域を特に中央首都圏(Central
National Capital Region/CNCR)と呼ぶ。
デリーは政治都市としての性格が強いが、最近はシーラー・ディークシト州首相のイニシアチブの下、文化首都としても発達を遂げつつある。デリーでは文化行事が頻繁に開催され、しかもしばしば最高レベルのパフォーマンスを無料で鑑賞することができる。デリー在住の文化人・教養人も多い。
現在デリーの人口は1,380万人(2001年調べ)、首都圏は周辺地域に拡大しつつある。次第に日本人が快適に住むための環境も整いつつあり、今がもっとも面白い時期の都市だ。
デリーでは時々テロ事件が起こるが、住んでいてもテロに遭遇することは全く稀であり、ましてや旅行者が心配するほどの危険はない。スリや置き引きなどの所持品、所持金を狙った犯罪は頻発しているが、命が危険にさらされるようなことは滅多にない。自分がどこに金や貴重品を入れているかを常に念頭に置き、荷物は必ず自分の目のつくところ、または自分の体に接して置いておくように気を付けていれば、スリだろうが置き引きだろうが怖くない。観光客の多い場所なら、夜中に1人で道を歩いていても強盗やレイプなどの犯罪に遭うことはほとんどない。常識の範囲内での注意をしていれば、その種の犯罪に巻き込まれることはないだろう。
デリーで危険があるとしたら、それはインディラー・ガーンディー国際空港に集中している。何年も前から同じことが起こっているが、空港が改装された今でも旅行者を狙った悪質な犯罪が後を絶たない。各種ガイドブックにも繰り返し警告が掲載されているが、同じ事件が引き続き起こっているのを度々耳にするにつけ、ここでももう一度、特にデリーINでインド旅行をしようと思っている人たちに向けて警告させてもらう。
大体夜中に着く便で到着した、初日の宿を決めずにやって来た旅行者が被害に遭うケースが多い。空港から市内へ行くのにプリペイド・タクシーを利用するのは基本だが、なぜか違う場所に連れて行かれ、法外な値段のホテルに泊まらされ、高額なツアーを組まされて、挙句の果てにシュリーナガルに送られる、というのが一般的なコースである。この場合、タクシーの運転手はあまり事件に関与していない。全てはタクシーに乗ると勝手に乗り込んでくるもう1人の男の仕業である。空港でタクシーを利用するのは構わないが、この「第三の男」をタクシーに入れないようにしなければならない。空港にはいくつかプリペイド・タクシーのカウンターがあるが、比較的トラブルが少ないのは、空港出口を右に出たところにあるカウンターである。
バスで繁華街コンノート・プレイスや安宿街パハール・ガンジまで行くこともできる。空港出口を右に出た広場にバス停がある。もしパハール・ガンジで宿泊しようと考えていたら、バスは便利だ。しかし、バスはニューデリー駅の東口に止まってしまう。パハール・ガンジは西口にある。だから、バスを降りてからパハール・ガンジへ行くには、一旦駅に入って線路の上に架かった橋を越えて行かなければならない。ニューデリー駅付近にも怪しい連中は多いので、手持ち無沙汰にたむろっているインド人は避けて、今から列車に乗ってどこかへ行きそうな普通のインド人などに道を尋ねてパハール・ガンジまで歩こう。ここでオート・リクシャーなどを使うと、また厄介なことに巻き込まれる可能性がある。
最上の解決策は、個人旅行でも予め1泊目の宿を決めておき、タクシーを空港まで迎えによこしてもらうことである。しかし、入国手続きなどで手間取って空港を出るのが遅れると、せっかく迎えに来てくれたタクシーが帰ってしまうこともある。実はこの状態が最も危険である。こういう状況になったとき、親切を装って近付いてくるインド人がいるが、空港に限ってはこういう人を信じてはいけない。必ずタクシーを手配したホテルや旅行代理店に電話して、もう一度迎えによこしてもらうべきである。
気付いたらかなり詳しいインディラー・ガーンディー国際空港脱出マニュアルになってしまったが、デリー市内に無事に着けたら、その後のインド旅行は成功裏に終わることを約束されたようなものである。デリーの空港で嫌な事件に遭遇していきなりインドが嫌いになってしまう人が多いが、そういう人を見るにつけインドを愛する僕も悲しい気持ちになってしまう。だが、無事にデリー市内へ着けたらきっとあなたもインド好きの仲間入りを果たすのは間違いない。
デリー・メトロ網が充実しつつあるので、デリー・メトロで行ける場所はデリー・メトロで行くのが便利だ。パハール・ガンジの最寄り駅はライン3のRKアーシュラム・マールグ(R.K.Ashram
Marg)駅、コンノート・プレイスの最寄り駅はライン2または3のラージーヴ・チャウク(Rajiv Chowk)駅、チャーンドニー・チャウクやラール・キラーの最寄り駅はライン2のデリー・メイン(Delhi
Main)駅、ジャーマー・マスジドの最寄り駅はライン2のチャーウリー・バーザール(Chowri Bazar)駅である。また、ライン2のセントラル・セクレタリアート(Central
Secretariat)駅はインド門の最寄り駅になる他、南デリーへのアクセス拠点ともなる。この駅でオート・リクシャーやバスをつかまえて移動するのが安上がりだ。
デリー・メトロはトークン・システムになっている。カウンターで行き先を告げ、お金を払うと、プラスティック製コインのようなものがもらえる。それを自動改札機のスクリーンに当てると扉が開く。改札を出るときはそのトークンを投入口に入れる。改札では荷物チェックもあるので、手荷物がある人は警察に見せる。独立記念日や共和国記念日などの国家の威信に関わる日が間近であったり、何かテロ事件などが起こった後などは、チェックは厳重になる。デリー・メトロ構内での写真撮影は禁止されているので注意しよう。インド人は概して乗降時のマナーが悪く、「降りる人が先」とか「並んで乗車」のような習慣は存在しない。インド人に負けないように多少強引に乗り降りをしよう。
オート・リクシャーは心強い味方にも手強い敵にもなりうる交通機関である。オート・リクシャーとは自動三輪タクシーのことであり、後部座席に3人まで乗ることが許されている。デリーでは緑と黄色のツートン・カラーになっている。オート・リクシャーの運転手はオート・ワーラー、リクシャー・ワーラー、スクータル・ワーラーなどと呼ばれる。
デリーのオート・ワーラーは他の都市に比べて悪質なことが多いので注意が必要である。メーターが付いているのだが、多くの場合使ってもらえない。値段交渉が必須となる。昨日今日デリーに来た一介の外国人旅行者が正規の運賃を把握するのは不可能である。もっとも賢いのはあらかじめ周囲の一般のインド人に目的地までの大体の運賃を聞いておくことだが、インド人でも全てを熟知しているわけではないので、その値段に頑なにこだわるのはよくない。彼らは乗客が外国人であろうがインド人であろうが、とりあえず高い運賃を要求して来る。正規の運賃でオート・リクシャーに乗るのは地元の人間でも至難の技なので、どこかで妥協をしなければならないことが多い。交渉している時間がないくらい急いでいるとき、暑くて交渉する気にもなれないとき、周囲に他のオート・リクシャーが見当たらないときなどは、言い値かそれに近い運賃で乗らなければならなくなることが多い。目安としては、30分乗ったら50ルピー、1時間乗ったら100ルピーといったところであろうか。待ちのオート・リクシャーよりも、流しのオート・リクシャーの方が安く行ってくれる場合が多い。各オート・ワーラーには自分の行きたい方向というのがある。目的地がそれと正反対の方向だと乗車拒否されることもある。特に夜は乗車拒否が増える。
デリーのオート・リクシャーはCNG(圧縮天然ガス)というガスを動力源にしている。ガスがなくなりそうなときは、乗客に何の断りもなくガソリンスタンドに立ち寄ることがある。ガス吸入中は乗客はオート・リクシャーから降りて待たなければならない。ガソリンスタンドでの喫煙は厳禁である。不幸にも途中でオート・リクシャーが故障してしまったときは、オート・ワーラーが意外に親切に他のオート・リクシャーを掴まえて調整してくれることが多い。
オート・リクシャー関連のトラブルで多いのが、土産物屋に連れて行かれることである。安宿街や観光地で乗ったオート・リクシャーにこのトラブルが多い。特定の土産物屋に観光客を連れて行くと、オート・ワーラーはコミッション(報酬金)をもらえる。それを目当てに観光客を土産物屋に連れ込もうとする。比較的良心的なオート・ワーラーの場合は、コミッションを差し引いた額を運賃にしてくれることもあり、もし時間に余裕があるならこの制度を上手に利用して安くオート・リクシャーに乗ることもできる。だが、多くの場合、行きたくもない場所に連れて行かれて見たくもないものを見せられ、気が緩むとつい不必要な買い物をしてしまうので、不愉快なものである。しかも、オート・ワーラーにコミッションを支払う土産物屋は元から商品に法外な値段を設定しているところばかりである。土産物屋に連れて行かれそうになったら、はっきりと拒否するか、うまく受け流すべきである。また、似たようなトラブルなのだが、宿泊先が決まっていないときにオート・リクシャーに乗ると、オート・ワーラーに変なホテルに連れて行かれることがある。やはりそのようなホテルではコミッションがもらえる。だが、コミッションの分は結局宿泊料に加算されることになるので、オート・ワーラーに勝手に連れて行かれたホテルに泊まるのも得策ではない。
しかし、元から困っている人を騙すことができないのはインド人のいいところである。こちらが何かトラブルに巻き込まれているとき、オート・ワーラーはとても親切だし、助けになる。例えば突然病気になってしまったときなど、オート・ワーラーは救急車よりも心強い移動手段になる。旅行中、親切なオート・ワーラーに助けられたという話はいくらでも聞く。普段は手強い彼らも、結局は人間なのである。
バスは、安価だが慣れないと使いこなすのが困難な公共交通機関である。公営バスと私営バスがあるが、違いはあまりない。公営バスの方が運転などの面において比較的安全というぐらいである。前面と側面に番号が振ってあるが、それがルート・ナンバーになる。どの番号のバスがどこを通っているかは、デリー市民でも詳しく知っている人は少ない。自分の利用するルートのみ把握している人ばかりである。もし出発地から目的地まで直通のバスがあり、そのルート・ナンバーが分かったら、バス移動に挑戦してもいいだろう。途中乗り換えが必要だと難易度は一気に上がる。バスは前方と後方に2つ出入り口がある。決まりでは後ろから乗り、前から降りることになっているが、あまり厳密に守られていない。日本とは違い、出入り口は開けっ放しである。いつでも乗り降り可能で、インド人は走行中でも乗降したりするが、その真似は危険が伴うのでやめた方がいい。デリーでは進行方向に向かって左側の座席はレディース・シート(女性専用席)になっているので、男性は右側の座席に座る。バスに乗り込むと車掌が運賃を集金に来るので、行き先を告げて運賃を支払う。「次は○○駅」などのアナウンスはないので、外を注意深く観察し、自分で気を付けておかなければならない。バス停には大体駅の名前が英語でも書いてあるが、全てのバス停ではっきりと駅名が書いてあるとは限らない。よって、目的地が初めて行く場所だととても苦労する。バスは大体各バス停に止まってくれるが、待っている乗客がいないバス停だと素通りしてしまうこともある。目的地が近付いたら、前方の入り口のところに立ち、運転手に止まるように促す必要があるときもある。
慣れて来ると、自分の行きたい方向に進むバスにとりあえず乗り込み、そのバスが違う方向へ行きそうになったらすかさず降りて、また自分の目的地の方向へ進む別のバスに乗り換え、これらを繰り返すことで目的地まで到着することが可能となる。また、ルート・ナンバーを知らなくても、バス停に停車するバスの車掌や乗客に「○○は行くか?」と聞いて、正しいバスに乗るという手段もある。何回も行き来していれば、出発地と目的地を直通で結ぶバスを発見することもできるだろう。使いこなせれば、バスはもっとも安価な交通手段となる。
サイクル・リクシャーは、インドが誇る自転車タクシーである。運転手はサイクル・ワーラーとかリクシャー・ワーラーなどと呼ばれる。通常は後部座席に2人まで乗ることが可能だが、工夫すればもっと乗れる。短距離の移動に非常に便利な乗り物である。だが、デリーでサイクル・リクシャーが走っている地域は限られており、どこでも利用できるわけではない。パハール・ガンジ、オールド・デリー、デリー大学周辺、ラージパト・ナガルあたりで使い勝手がいい。初乗り5ルピーで、距離と重量に応じて加算されて行く。
タクシーは高価だが便利な乗り物である。デリーでは黒と黄のツートン・カラーになっている。流しのタクシーはほとんどなく、タクシー・スタンドから乗るか、電話して呼ぶことになる。多くの場合メーター制だが、例えば空港など、特定の場所までの片道移動だったら、あらかじめ決められた正規の固定料金で行くこともある。貸切も可能。8時間で1,000ルピーぐらいだろうか。A/C(エアコン)付きか否かでも料金が変わって来る。
デリーの繁華街には大きく分けてローカル・マーケット、モダン・マーケット、ショッピング・モールの3つがある。ローカル・マーケットはまさに地元の人々の日常生活のためにあるマーケットであり、デリーのあちこちに存在する。主な取り扱い商品は、野菜、果物、スパイス、ミルク、パニールなど、インド料理に欠かせない食材や、衣服、調理器具、薬などである。モダン・マーケットはリッチな人々のために開発されたマーケットで、外国製の衣服屋、輸入食材屋、高級宝飾品店、レストランなどで構成されている。モダン・マーケットもデリー各地にある。ショッピング・モールは、空調が利いた巨大な建物の中にオシャレな店舗が並ぶマーケットである。モールはグルガーオンやノイダなどの衛星都市に特に乱立しているが、デリー内にもアンサル・プラザやシティー・ウォークなどモールがある。デリーの最先端ショッピング・スポットは今やモールに移っている。
マーケットの発展度を評価する上で、各種大手チェーン店の進出状況はよい指標となる。昔はマクドナルドがあるかないかでマーケットとしての格が決まったものだが、今ではマクドナルドだけでは弱い。マクドナルドの他にもデリーにはマーケットの顔とでも言うべきチェーン店がいくつかある。これらを知っておいて損はないだろう。
■レストラン
| モーティー・マハル・デラックス Moti Mahal Delux |
インド料理チェーン。タンドゥール料理が有名。
Ψhttp://www.motimahal.in/
インド料理チェーン。南インド料理がメイン。
Ψhttp://www.sagarratna.in/
中華料理チェーン。
アメリカのレストラン&バー・チェーン。アメリカンな雰囲気で溢れかえっている。
Ψhttp://www.tgifridays.com/
アメリカのレストラン&バー・チェーン。デリーにもいくつか店舗が進出している。アルコールを飲みながら食事をしたいときに最適。
Ψhttp://www.rubytuesday.com/
日本でもお馴染みのピザ・チェーン。ヴェジタリアンとノン・ヴェジタリアンにメニューが分かれており、インド独自のメニューも豊富。サラダ・バーがお得。マクドナルドなどと比べると、少し割高な感じがする。
Ψhttp://www.pizzahut.co.in/
こちらも日本でお馴染みのピザ・チェーン。ピザ・ハットと違って、インドのドミノ・ピザはデリバリーを中心に営業している。
Ψhttp://www.dominos.co.in/
南インド中心に展開する国産ピザ・チェーン。デリーにも数軒店がある。
Ψhttp://www.pizzacorner.com/
■ファストフード
日本でもお馴染みのハンバーガー・チェーン。初めてインドに来てマクドナルドの看板を見るとなぜかホッとしたりする・・・のではなかろうか?
独自の食文化を持つインドでは、マクドナルドもその習慣に従わざるをえなかった。インドのマクドナルドのメニューは完全にヴェジタリアンとノン・ヴェジタリアンに分かれており、ヴェジ・メニューには肉はおろか卵さえも使われていない。またノン・ヴェジ・メニューは鶏肉、魚肉だけで、牛肉、豚肉は使われていない。
インド独自のメニューとして有名なのは、チキン・マハーラージャー・マック。日本のビッグ・マックにあたる。ボリューム満点で食べ応えたっぷり。インドに来たら話の種に一度食べてみることをオススメする。その他、下記のウェブサイトでインドのマクドナルドのメニューを参照することができる。
夏場はアイスクリームも人気商品になる。
Ψhttp://www.mcdonaldsindia.com/
日本でもお馴染みのフライドチキン・チェーン。デリーにも最近進出した。やはりヴェジタリアン・メニューとノン・ヴェジ・メニューに分かれている。看板商品のフライドチキンにはオリジナルとマサーラーの2つの味付けがある。
こちらも世界中にチェーン展開しているハンバーガー店。マクドナルドほどではないが、コンノート・プレイスなどに数軒の支店がある。
日本でもお馴染みのサンドイッチ専門店サブウェイ。ヴェジとノン・ヴェジがあり、店員にパン、野菜、ソースなどを選ぶよう急かされるので、注文が難しい。牛肉、豚肉のサンドイッチは食べれない。
インド発のファストフード・チェーン。積極的にデリー各地にチェーン展開している。ハンバーガー、ピザ、フレンチ・フライからインド料理ターリー、アイスクリームまで、幅広いメニューを誇っている。
また、コンノート・プレイスを中心に、デリー各地には同じニルラー系列の店がいくつかある。ファミリー・レストラン様式の「Hot Shoppe」、ビュッフェ形式の「Potpourri」、中華料理レストラン「Chinese Room」、バー「Pegasus Bar」、サイバー・カフェ「Byte Cyber Cafe」など。
Ψhttp://www.nirula.com/
■カフェ
オレンジ色の看板が目印のインド発カフェ・チェーン。デリーのリッチな若者の憩いの場。コーヒーの他、紅茶や軽食もある。
Ψhttp://www.barista.co.in/
| カフェ・コーヒー・デー Cafe Coffee Day |
バリスタよりもポップな雰囲気のインド発カフェ・チェーン。こちらもリッチな若者の憩いの場となっている。変り種のアイス・コーヒーの中では、世界バリスタ大会で優勝したカピ・ニルヴァーナがオススメ。やはり紅茶や軽食もある。
Ψhttp://coffeeday.com/
英国発カフェ・チェーン。イタリア風コーヒーが売り。バリスタやカフェ・コーヒー・デーほど積極的なチェーン展開はしていない。
ジュース・カフェという面白いコンセプトのチェーン店。ノン・アルコール・カクテルなどの各種ジュースを取り揃えている他、コーヒー、紅茶なども飲めて、軽食もできる。
Ψhttp://www.amorettos.com/
■デパート
インド発のデパートメントストア・チェーン。化粧品、衣服、寝具、玩具などなど総合的に扱っている。
| ショッパーズ・ストップ Shopper's Stop |
インド発のデパートメントストア・チェーン。衣服、スポーツ用品、化粧品などを総合的に扱っている。
Ψhttp://www.shoppersstop.com/
■衣服
インド風カジュアルウェア、寝具、インテリアのブランド。男性用クルター・パージャーマーや女性用サルワール・カミーズが人気。本店はデリーのGK-I
Nブロック・マーケットにあるが、今やインド中でチェーン展開をしている。
Ψhttp://www.fabindia.com/
■本屋
| テクソンズ・ブックショップ Teksons Bookshop |
主に英語の一般向け書籍を扱う書店チェーン。
Ψhttp://www.teksonsbooks.com/
主に英語の一般向け書籍を扱う書店チェーン。
Ψhttp://www.om-books.com/
■CD・DVD
インド発の音楽チェーン店。
インド発の音楽チェーン店。小規模な店舗は「ミュージック・ワールド・エクスプレス」となっている。
■その他
| アルチーズ・ギャラリー Archies Gallery |
今や「どこにでもある」と言っていいほど、デリー各地にチェーン展開しているグリーティング・カード屋。ヴァレンタイン・デイやクリスマスなどの時期にもっとも華やかな雰囲気を醸し出してくれる店である。グリーティング・カードの他、映画のポスター、かわいい小物や雑貨などを売っている。
Ψhttp://www.archiesonline.com/
|
|
|
|
|
デリーをもっと知りたい人にオススメの書籍をご紹介。デリー散歩の参考文献は、デリー散歩早見表の最後にも掲載してありますが、ここでは厳選した本のみを取り上げます。
■EICHER「Delhi City Map」
デリーの地図帳。デリー生活の必需品。デリー・ウォーカーもこの地図に準拠している。ほぼ2年に1回改訂が行われている。デリーの書店ならどこでも手に入る。英語。
■「ニューデリー生活の手引き」と「Delhi Shipping Guide」
デリー日本人会が3年に1度発行している、日本人のためのデリー生活指南書。デリー日本人会に入会すればもらえるが、ウェブサイトでも同じ内容の情報が閲覧可能。
■「Times Food Guide and Night Life Guide Delhi」
デリーのグルメガイド決定版。デリー中のありとあらゆるレストランやバーの情報が評価付きで掲載されている。英語。
■「Flavours of Delhi: A Food Lover's Guide」
著者はシャーメイン・オブライアン(Charmaine O'Brien)。デリーのグルメがデリーの歴史やレシピと共に解説されている。出版社はペンギン・ブックス(Penguin
Books)。英語。
■INTACH「Delhi: A Thousand Years of Building」
デリーの遺跡探索に欠かせないガイドブック。世界遺産はもちろん、誰も知らないマイナーな遺跡まで解説されている。地図付きで便利。著者はルーシー・ペック(Lucy
Peck)、出版社はローリー・ブックス(Roli Books)。英語。
■「多重都市デリー:民族、宗教と政治権力」
デリーの歴史が、著者自身の留学体験を交えて語られており、読みやすいデリー史入門書になっている。著者は荒松雄、出版社は中公新書。日本語。
■「City of Djinns: A Year in Delhi」
英国人作家ウィリアム・ダルリンプル(William Dalrymple)の有名な紀行小説。デリーの1年がデリーの伝説、歴史、遺跡、文化を織り交ぜて活き活きと描写されている。ペンギン・ブックス(Penguin
Books)がペーパーバックを出版している。英語。邦訳が凱風社から「精霊の街デリー―北インド十二か月」という題名で出ている。
■「Delhi Metropolitan: The Making of An Unlike City」
独立後のデリーの各コロニーの発展の様子をもっとも端的にまとめてある本。著者はランジャナー・セーングプター(Ranjana Sengupta)、出版社はペンギン・ブックス(Penguin
Books)。英語。
■「Trees of Delhi」
デリーの樹木の小図鑑。カラーイラストや写真が豊富で見やすい。樹木の種類の見分け方から、特定の木がデリーのどこに生えているかまで、詳細に渡って解説されていて便利。著者はプラディープ・クリシャン(Pradip
Krishen)、出版社はドーリン・キンダーズリー(Dorling Kindersley)。英語。
■「Rediscovering Delhi: The Story of Shahjahanabad」
デリーで生まれ育った著者による、過ぎ去りし日のデリーの優雅で活力に満ちた文化の回想録。おそらくヒンディー語版、ウルドゥー語版、英語版が出版されているはずである。手持ちの本はヒンディー語版「Dilli
jo ek shehr hai」(Hindi Akademi)。表題のものは英語版の題名。著者はマヘーシュワル・ダヤール(Maheshwar
Dayal)、出版社はSチャンド(S. Chand)。
|
|
| *** Copyright (C) Arukakat All Rights Reserved *** |