スワスティカ 身毒企画 スワスティカ
装飾上
神様の秘密
装飾下

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シヴァ 名前
シヴァ
特徴
ヒンドゥー教三大神の一人。破壊神。吉祥の神。獣の王。ヨーガの神。乗り物はナンディン(雄牛)。男根と女陰の結合体であるシヴァ・リンガの形で寺院に祀られている。ガンガーを頭で受け止め、地上へ流している。妻はパールヴァティー(ドゥルガー、カーリー)、息子はガネーシャとカールッティケーヤ。
神話・伝説
■ガンガーの降下
■三都破壊
■ニーラカンタ
■シヴァとサティー
■シヴァとパールヴァティー
■マールカンデーヤ救済
■異名
その他
◆ナンディンは性欲を象徴する。シヴァとナンディンは、性欲(ナンディン)を抑えれば瞑想(シヴァ)が得られることを意味している。


ガネーシャ 名前
ガネーシャ
特徴
象頭の神。学問と商売の神。何かを始めるときは最初に祀るべき神とされる。パールヴァティーの息子。乗り物はチューハー(ネズミ)。マハーバラータを書記した神でもある。全インド的に人気の高い神様だが、マハーラーシュトラ州で特に信仰を集めている。
神話・伝説
■ガネーシャの誕生
■ガネーシャとカールッティケーヤ
■ガネーシャとネズミ
■マハーバーラタを書記
■ガネーシャ小話
■ありがたやガネーシャ
その他
◆ネズミは農業の障害を象徴する。ネズミをコントロールできれば作物がたくさん得られ、裕福になれることを意味している。

◆ネズミは時間の象徴であるという説も聞いたことがある。


ヴィシュヌ 名前
ヴィシュヌ
特徴
ヒンドゥー教三大神の一人。世界を保護する神。化身(アヴァータラ)となって地上に降り、世界を救う。クリシュナやラーマと同一視されるため、信者は非常に多い。宇宙を象徴する神。乗り物はガルダとシーシャ(アナンタ)。妻はラクシュミー。夫婦円満の神様。別名ナーラーヤン。
その他
◆ガルダは世界でもっとも早く移動できるもの、すなわち心を象徴する。心はいろんなことをしたくなるが、それをコントロールすれば、ヴィシュヌとラクシュミーが象徴する夫婦円満を得られる。

◆ヴィシュヌはシーシャ(アナンタ)という蛇に乗っているが、これは天の川を象徴している。


ドゥルガー 名前
ドゥルガー
特徴
シャクティー(力)の神様。シヴァの妻。乗り物は虎またはライオン。マヒシャーというアスラを殺すために生まれてきた。ベンガル地方ではディーワーリーのときにドゥルガー・プージャーが行われ、盛大に祀られる。
その他
◆虎とライオンは暴力性を象徴する。心の中の暴力性(虎・ライオン)をコントロールすれば、力(ドゥルガー)を得ることができることを意味する。


名前
ラクシュミー
特徴
富の神であり美の神でもある。ヴィシュヌの妻。象や白鳥と共に描かれることが多いが、実際はフクロウがラクシュミーの乗り物。ディーワーリーはラクシュミーのための祭りである。
その他
◆フクロウはインドでは愚かな鳥とされる。フクロウは夜にしか現れないので不気味で臆病でどこにいるか分からない存在。よって、ビジネスにおいてフクロウ(臆病さ・不安定さ・突然のチャンス)を克服できれば、ラクシュミーの象徴する富が得られることを示す。

◆ラクシュミーの別名はチャンチャラー(気まぐれな者)。ラクシュミーは「お金」の象徴であり、毎日毎日持ち主を変えて一箇所に留まることのないお金の特徴を表している。


サラスヴァティー 名前
サラスヴァティー
特徴
学問と芸術の女神。ヴィーナーを持っている。乗り物はクジャクと白鳥。ブラフマーの妻。もともと河の女神。デーヴァナーガリー文字(ヒンディー語の文字)を作った女神ともされる。
その他
◆白鳥の色は水とミルクを混ぜた色をしている。学問や芸術などの教育は身分や貧富の差別なく平等に授けるべきものであることを示している。

◆クジャクは外見的な美を、白鳥は内面的な美を表している。

◆サラスヴァティーとラクシュミーは仲が悪い。知恵(サラスヴァティー)を得れば富(ラクシュミー)を得られず、富を得れば知恵は得られないことを示している。知恵=行動の正しさ。

◆ヒンドゥーの神様は必ず動物を乗り物としている。神様と動物の関係は、コントロールされる者と、それをコントロールしたことによって得られる利益である。

◆インド人にとって神様とは友達のような、両親のような存在のようだ。子供のときから神様のいろいろな逸話を聞かされているので身近な存在である。また、子供のときには両親に甘えればいいのだが、大人になったら誰かに甘えていられない。それを神様に求める気持ちもあるようだ。どちらにしろ、インドの神様はヒンドゥー教徒にとって畏れ敬う対象というよりも、もっと身近な親しみのある存在である。


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